アポロの人生再構築

~転職・メンタルヘルス・日常について~

アルバイト、落ちた

お題「泣きそうになった瞬間」

 

「申し訳ありませんが、不採用です」

ついさっき、電話でこう告げられた。
お祈りメールは今まで何回も経験しているが、
電話で直接言われるのも結構しんどい。

自分の考えが甘かったかもしれないが、
まさかアルバイト(厳密にはパート)の
選考に落ちるとは思わなかった。

応募したのは、経理事務の求人。1日4~5時間、
週3日ほどで、負担は比較的軽そうなもの。
経験、資格ともに不問で、私にもチャンスが
あると勝手に思い込んでいた。

ちなみに言うと、面接を受けて落ちたのではなく、
書類選考で落ちました。

 

社会復帰を目指して

四年生大学を卒業後、地元の企業に就職。
ここまでは良かった。
しかし、あともう少しで3年目!というところで
適応障害を発症。超イレギュラーな退職を経験した。

適応障害を治すために療養し、体調も回復してきた。
かかりつけ医からも転職活動の許可をもらい、
エージェントに登録し、本格的に転職活動を始めた。

別の記事にも書いているが、私はいわゆる第二新卒
に該当する。まだ20代半ばだし、転職活動が非常に
大変なことは覚悟していたが、なんとかして新しい私
の居場所を探してやろう、とモチベーションはあった。

しかし、このモチベーションは早々に打ち砕かれた。

まず、転職活動が思っていた何倍も大きな負担と
なった。エージェントとのやり取り、求人の確認、
書類作成、適性検査の勉強、面接練習 → 本番...

どの作業も負担が大きい。
これに加えて不採用通知がバンバン届くのだから、
メンタル不調を再発するのに時間はかからなかった。

そして、なんとかして面接に辿り着いても、またもや
大きな壁がある。中途採用の面接で絶対聞かれると
言っても過言ではない「退職理由」についてだ。

私の退職理由は、メンタル不調をきたして適応障害
発症したため。しかし、これをストレートに伝えても
面接に通ることなどあるはずがない。

しかし、この事実を隠して退職理由を伝えるとなると、
嘘をつくことになる。内容がブレブレなものになって
しまうし、深掘りをされてしまったら、絶対にボロが
でる。もし上手く嘘をつき通して内定をもらえたと
しても、常にモヤモヤを抱えたまま仕事をすることに
なる。入社後に嘘がバレてしまえば、トラブルになり
かねない。

どう伝えるのがベストがずっと考えていたが、答えは
見つからなかった。エージェントにも何度も相談した
が、「病歴を伝えるかどうかは自己判断なので、自分
で考えてください」と言われることがほとんどだった。
「理由をポジティブなものに置き換えましょう!」
とも言われたが、こんな事実をどうポジティブにすれ
ばいいのか分からない。私を常に悩ませる大きな課題
だった。

結局、メンタル不調をきたしたことは正直に伝えたうえ
で、「今はもう回復して、就業に問題ありません!」と
いうことを伝えることにした。自分の退職理由をある程
度理解してもらったうえで、内定をいただけたほうが穏
やかに仕事ができると思ったからだ。

面接を7社ほど受けたが、結果は惨敗だった。不採用の
理由はほとんどの企業は教えてくれなかったが、おそら
く退職理由が大きなウエイトを占めていると思う。

こんな経験を繰り返しているうちに、私は面接の予定が
入る度に体調を崩すようになった。本当は書類選考を通
過して嬉しいはずなのに。面接の準備もどんどんできな
くなり、もちろん落ちる。そんな悪循環が発生してしま
い、半年間ほど取り組んだ転職活動を辞めた。

今の私には、いきなりフルタイムで復帰できるような
体力は残っていなかった。自分の将来を長い目で見て、
段階的に社会復帰していこうと考え、まずはアルバイト
から再開してみることにした。

そして、この記事の最初の内容に戻るのであった。

 

なんとか食らいつきたい

電話で不採用通知を聞いた後、「なぜうちを受けた
のか?」と聞かれた。落としておいてそんなこと聞く
必要があるのか?とツッコミたくなるのを抑え、
正直に伝えた。

「現在経理職に就くことを目指しており、経理事務の
経験をさせていただきながら、残りの時間で簿記の資
格取得に向けて勉強できると思ったからです」と。

どうやら相手は子育て中のお母さんや定年退職した人
向けの求人として出していたようで、「能力的には全
く問題ないです」とフォローされた。それがせめても
の救いだった。

実は、明日にアルバイトの面接を控えている。
今日落ちたアルバイトと同じ、経理事務の求人だ。

明日はなんとか踏ん張って、採用をもらいたい。
たかがバイトかもしれないが、私にとっては重要だ。

もし正社員もアルバイトもダメなら、
私はどう生きればいいのだろうか。

お先は真っ暗だし、正直今の自分の人生に希望はない。
しかし、毎朝目を覚ませたことに感謝して、
一日を生き抜いています。

明日も頑張ります。あなたもお大事に。