アポロの人生再構築

~転職・メンタルヘルス・日常について~

将来の進路

お題「もっと早くやっておけばよかったと思う事」

 

進路とはなにか


あなたはこれまでの人生において、自分の進路
本気で考えたタイミングはいつでしたか?

私は24歳になって、「もっと小さい頃から将来に
ついて考えておけばよかった」と、後悔している。

人生における進路の大きな分かれ道というと、

・高校受験
・大学受験
・新卒での就職活動

こんなところだろうか。
最近では小学校や中学校から受験を経験する方も
増えてきているだろうし、もちろん進学や就職
以外でも、自分の人生を左右する大きな出来事も
人それぞれあるかと思う。

学生という身分を卒業し社会人に片足を突っ込んだ
ことのある私からすると、いわゆる進学というもの
は、社会人になるための、大きな準備期間であった
ことを改めてひしひしと感じている。

そして私は、4年制大学を卒業するまで、
自分の進路について本気で考えたことが
一度もなかった。

これは結構まずかったと、
今になって痛感しています...

私の幼少期

私は小さな頃から、将来の目標とか夢とか、
そういうものを全く持ち合わせていなかった。

正確に言うと、考えたり探したりしたけど
目標や夢が見つからなかったわけではなく、
そもそも考えたり探したりする、ということを
したことがない。


幼稚園生や小学生の頃って、「将来何になりたい?」
とかよく聞かれることがあったが、自分としては
なーんにもなかったので、なりたいなんて
思ったことないけどとりあえず「野球選手」
とか書いていた。

うすーい記憶を辿ると、幼い頃は歌を歌うことが
好きだったので「歌手になりたい」と思ったこと
が一回だけある気がする。確か小3の時。
しかし、まだ小3のくせに「歌で食っていくなんて
難しいよな...」と悟っていたのを覚えている。

 

初めての受験、そして進学


私が初めて受験を経験したのは、中学3年生のとき。
いわゆる高校受験。普通です。

中学生の頃の私は、全然成績が良くなかった。
テストの順位はいつも半分より下くらい。
数学が大の苦手で、えぐい点数も普通に取っていた。

行きたい高校も特になかった。両親からは「うちは
お金がないから公立に行ってくれ」と口酸っぱく
言われていたので、とりあえず自分の学力で行けそう
な公立の高校を目指すことにした。

結果としては第一志望としていた公立高校に進学する
ことができた。この選択については間違っていたとは
思っていない。部活動が楽しくて、気の合う同期と
出会うことができたからだ。

そして高校3年生になった時、再び大きな進路選びが
やってきた。私の高校は普通科ではなかったので、
就職する人、専門学校に行く人、短大に行く人、
4年生大学に行く人、色んな進路を選んでいた。

この中でも、私は進路として「専門学校」を
選んだ人に、大きな羨ましさを感じていた。

専門学校は、ある特定の分野についてとことん
学ぶところだ。専門学校に行ったからといって
その分野でしか就職できないということはもち
ろんないとは思うが、いったん自分の進路を
狭めることにはなると思う。

このため、特定の分野について大きな関心と
学び続けるモチベーションがないと専門学校
で学ぶことは難しいと思うし、生半端な思い
で進学してはいけないと思っていた。

だが、私の高校には専門学校に行く人が結構
いた。デザイン系に進む人、看護師を目指す
人、理学療法士を目指す人... 色々な分野へ。

私はそれが羨ましくて仕方なかった。
「みんなはいつ、何がきっかけで将来目指し
たいものを見つけることができたのだろう?」と。

自分には夢や目標は何もなかったから。

私には特に行きたい大学はなかったが、
「高卒で就職したくない」と「一人暮らししたい」
という気持ちだけはあった。当時はなんとなく
そんなことを考えていた。

県外に出て一人暮らしすることは親に大きな負担を
かけることになるので、自分の学力でいけそうな
公立の大学を受験することにした。

第一志望の大学には合格できた。しかし、
この選択が正しかったかは今でも分からない。

 

これから「進路」を経験するあなたへ

学生の頃の私のように、将来の夢やなりたい
職業がない人も多いのではないかと思う。

そりゃそうだ。
本の学校は常に集団教育で、「協調」
求められる。そして、教室で生徒全員が同じ
方向を向いて、平均的な知識を身に着けさせ
ようとするのだから。

それでいて、就職活動では
「君個人でやりたいことはなんだ!?」
みたいなことを急に聞かれる。そんなもん
見つかるわけないじゃん。今までそういう
ことを考える場面を潰されてきたのに。

しかし、社会も少しずつ変わってきている。
今は段々と「個人」が尊重されるように
なってきているし、「多様性」の動きも活発だ。

だから、自分が面白そうと思ったことは、周りの
友達に言ってみたり、SNSで発信してみたり、とこ
とん調べてみたり、とりあえず動いてみてほしい。

学校で気になったことでもいいし、それ以外の場所
でもいい。「集団」ではなく、あなた「個人」として
好きなもの、気になるものを追求していってください。