アポロの人生再構築

~転職・メンタルヘルス・日常について~

「家族」という関係


突然ですが、あなたにとって「家族」とはなんですか?

家族はやはり友人や職場の人とは違った唯一無二の
存在で、特別な感情を抱いている人も多いと思う。

もちろん仲が良い方がいいし、支えあえる関係が
ベストだし、上手く付き合える方がいい。

しかし、それはあくまでも理想の話であって、
現実はそう上手くもいっていない人も多いと
いうのが本音じゃないだろうか。

私もその一人である。

「家族」という関係は社会の中にたくさん
あるにも関わらず、その中身は非常に閉鎖的だ。
このため自分の家族内で起こっていることが
「家族」という関係にとって当たり前だと思いがち
だが、実は全然そんなこともなかったりする。

だが、テレビや映画で感動的な家族の物語が流れたり、
CMでエモい兄弟の写真が流れたり、とにかく「家族」
について感動的な内容のものばかり溢れているから
なのか、

「家族は仲が良くて、いい関係なのが当たり前だよね」

みたいな感覚が暗黙の了解で世の中に
流れている気がしてならない。

こんな感覚が社会に浸透しているせいか、自分の
家族や親戚に関する相談をなかなか周りにしにくい。
相談をしても、

「いやいや、家族とは仲良くしなきゃいけないよ」

とか、

「そうはいっても、両親は君のためを思ってるよ」

とか、なんとかして、
「家族と関係が上手くいっていない」
という事実を認めない。

そうすると、
相談した本人としては

「もしかしたら本当にそうなのかもしれない」
「自分が家族の期待に応えられていないのでは?」

みたいにぐるぐる考えてしまって、自己嫌悪が始まる。

要するに、
家族に対する社会の感覚現実で起こっていること
あまりにもずれていて、このために苦しんでいる人が
多いのではないか。

私は適応障害を発症したことをきっかけに、
人生で初めてカウンセリングを受けた。

そこで、初めて自分と両親の
関係の異常さに気づいたのだった。
(この部分は長くなるので後日書くことにします)

私はカウンセリングを受けて初めて、両親との間に
感じていた違和感を具体的に見つけることができた。
現状が劇的に変化するわけではないけど、将来に
おいて確実に前向きな要素になると思う。

今家族関係で悩んでいる人は、どうか一歩踏み出して
周りを頼ってみてほしい。カウンセリングでも友達でも
公共の福祉でもなんでもいい。何かあなたを助けてくれ
る要素があると思います。

そして、自分が相談を受ける側になったときは、
「家族」というデリケートな関係をきちんと
受け入れられるようにしたい。

「あなたはあなたの家族で困っているんだね、じゃあ
どうしたら問題を解決できるだろうか?一緒に考えよう」

みたいな感じで。

私は今、実家で暮らしています。
家族との関係が悪いわけではないですが、一人暮らし
したくてたまりません。計画を立てて、実家を出られる
ように動いています。

頑張ります。
あなたもお大事に。