アポロの人生再構築

~転職・メンタルヘルス・日常について~

離職、そして転職①

第二新卒

この言葉をご存じだろうか?

第二新卒とは、学校を卒業し企業に就職したものの、
約3年以内に転職活動を行っている者を指す言葉だ。
私もこれに該当していた。

第二新卒の転職者を採用する企業側のメリットとして、

・ある程度ビジネスマナー等は身についている
・特定の企業の風土に染まっておらず、
 柔軟な考え方を持っている
 → 新卒よりも短い教育期間で、
  戦力UPにつながる可能性がある

といったことが思い浮かぶ。

私は適応障害を発症し、新卒で入社した企業を2年弱で辞めた。そして第二新卒というワードに希望を抱き、人生初の転職活動に挑んだ。

 

しかし、私には

第二新卒

としての需要はなかったらしい。
要するに、転職活動に失敗した。
半年ほど粘ってみたが、限界だった。

私はこの転職活動で、キャリアチェンジを
目指していた。具体的には、システムエンジニア経理という内容。

なぜキャリアチェンジをしようと考えたのか?
それは、「システムエンジニア」という職種が全く自分に合わなかったから。

私は理系でもないし、プログラミングの経験もほんの少ししかない。
ただ、就職活動をしていた当時としては、この職種に就くほかなかった。

文系の人なら分かるかもしれないが、4年生大学を卒業後、
企業に就職する人の6割以上は営業職ではないだろうか。

しかし、私は営業職だけには絶対になりたくなかった。
人と会話するのは得意ではないし、交渉力もない。
お酒も体質的にほとんど飲めず、飲み会は地獄。
ノルマに追われながら毎日仕事をするなんてありえない。

自己分析をするなかで営業職が自分に合っていないことは明白だった。
なら、他の職種としてどんな選択肢があるだろう?

当時の自分の頭にあったのは、
システムエンジニア
・バックオフィス(事務職、経理職とか)
・品質管理

これくらいだった。
(実際はもっと選択はあったかもしれないが、当時の自分はこんなもんだった)

 就職サイトを見れば、
「好きなことを仕事にしよう!事務職とか経理はAIに奪われるぞ!」
 みたいな記事ばかり。

当時の自分はそんなネットの内容を鵜呑みにしてしまった。
冷静に考えれば、ほんの数年でAIに仕事の全てを奪われる
なんてことはないはずなのに。

この結果、バックオフィスという選択肢は自分の中から消えた。
そして、ほーんの少しだけ大学でプログラミングを経験したことから、
システムエンジニアを目指したのだった。

こんなことを言うと元も子もないが、私はプログラミングが苦手だ。
大学で初めてプログラミングに触れたとき、本当にさっぱり分からなかった。
もちろん最初は誰もが分からないだろうけど、適性というのはあると思う。
今振り返っても、自分は本当にプログラミングは向いていない。

しかしながら、多少の面白さも感じていた。
分からないながらにコードの修正をひたすら繰り返し、
想像どおりにプログラムが動いたときは、嬉しかった。

「苦手だけど面白さもあるし、企業に入って経験を積めば、
 自ずとできるようになるかもしれない。」

そんな希望を胸に就職活動をした結果、
なんとか地元企業の社内SEとして採用された。

しかし、蓋を開けてみるとそこは地獄だった。

当たり前だが、仕事には責任が伴う。
限られた時間のなかで、業務をこなさなければならない。

プログラミングは相変わらずさっぱり分からない。
案件は丸投げされる。上司からのプレッシャー。
家に帰ってから勉強する気力などあるはずがない。

そんな状況でなんとか粘っていたが、限界がきてしまった。
仕事に行けなくなってしまった。

適応障害」を発症し、突然退職した。

 

転職活動の話は、また後日。